- 最終更新日:2025.04.20
- 公開日:2025.04.20
引越しには、物語がある。信頼がつなぐ4つの節目。
おはようございます。今日は日曜日ですね。
天気はあいにくの曇り空。
ゴールデンウィークも近づいてきて、自家用車の交通量も増えてきそうです。
来週からは、より一層、安全運転を心がけたいですね。
私はというと、日曜日もだいたい会社にいます。
午前中だけですが、運転日報の整理や週次のまとめ作業は、
なぜか日曜にやるのが一番しっくりくるんです(笑)もう習慣になってますね。
さて、3月〜4月は、進学や就職など新生活のスタートが重なる時期。
引越しのご依頼も、一人暮らしから新卒での就職までさまざまです。
その中で、あるお客様の“節目ごと”の引越しを、4回にわたってお手伝いさせていただいたことがありました。
最初は、大学を卒業しての上京。
そこから、婚約、結婚、子育て、マイホーム購入へ——
まさに人生の転機に、いつも声をかけていただいたんです。
「上京」って、やっぱりかっこいいですよね。
私は東京生まれ・東京育ちなので、地方から夢を抱えてやってくる人たちが、どこか眩しく見える時があります。
(……こういうの、不適切ですかね?でも正直、ちょっと羨ましいんです)
そのお客様は、関西出身で、東京の大学に進学された方でした。
無事に卒業を迎え、就職も決定。
研修の間は実家に戻ろうか…という話にもなっていたそうですが、
そのときにネックとなったのが、往復の引越し費用です。
東京から関西へ荷物を戻し、
さらに配属先が決まった後に再び引越しとなると、
3月の繁忙期ということもあり、総額で50万円近くかかるケースも珍しくありません。
エリアやタイミングにもよりますが、
とにかくこの時期は引越し代が高騰するんですよね。
そんな中で、**弊社の「引越しに伴う一時預かりサービス」**を知っていただき、ご利用いただきました。
その後、配属先が都内に決まり、
弊社のプラン——**「都内から弊社倉庫で一時保管 → 都内への再配送」**を利用していただきました。
一人暮らしということもあり、荷物の量も多くなかったので、
トータルで10万円以内に収めることができました。
ご本人にも「これは助かりました」と喜んでいただけたのを覚えています。←これがきっかけです。
そして——時は流れて約3年後。
再びお引越しのご依頼をいただきました。
今度は、都内から千葉県へのお引越し。お話を聞くと、「二人暮らしを始めるんです」とのこと。
後に奥様となる方との新生活のスタートでした。
久々にお会いすると、以前より男前になっていて(笑)
「そりゃそうですよね!」と、こちらも嬉しくなりました。
当然ながら、荷物の量も増えていて……
引越し料金もちょっとアップしました(笑)
そして、さらにその2年後。次のお引越し先は、新しく購入されたマイホーム。
すでにご結婚もされていて、奥様はご懐妊中。新しい命を迎える準備とともに、新しい家へ。
「一人暮らしのスタート」から「ご夫婦の新生活」、「家族の誕生」そして「マイホーム購入」という人生の転機に、
そのたびに「またお願いします」と声をかけていただけたことが現実に
信頼を超えた“人と人とのつながり”を感じる瞬間でもありました。
引越しのたびに、
荷物の量や内容だけでなく、お客様の雰囲気や会話も少しずつ変わっていく。
一歩的ですが、まるで親戚のような感覚で、
「ああ、また一歩進まれたんだな」と思わずしみじみしてしまうのです。
マイホームをご購入されたあとのお引越し——
もしかすると、次にご連絡をいただけるとしたら、
35年後とか、40年後のリフォームや建て替えかもしれません(笑)
実際、リフォームや建て替えのための引越し依頼は、
皆さん築年数的にそれくらいの時期に動かれることが多いんです。
その頃には私も、すっかりおじいちゃんになっていると思いますが、
「またお願いできますか?」なんて連絡が来たら……
たぶん、ニヤニヤしながら若いスタッフに段取りだけ伝えてると思います。
生きていれば、ですが(笑)
でも本音を言えば—— ぜひその時、またお会いしたいです。
あの日の段ボールは、今ではすっかり思い出になりました。
引越し屋としてそばで見てきた、ひとつの家族の成長。人生には、引越しと一緒にやってくる“変化”があります。
ひとり暮らしから、家族へ。
そのすべてに関わらせていただけたこと——
それが、私たちの仕事の誇りです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
お客様の人生の節目に立ち会えるこの仕事を、
私はこれからも大切にしていきたいと思っています。
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🔜 次回、「引越しは、ドライバー泣かせ。でも私は好きなんです。」
〜積み込みは、難しいから面白い〜
トラックドライバーが一番嫌がる仕事、それが“引越し”。
でも私は、積み込みの奥深さにワクワクしています。
同じ形はひとつもない現場で、“積む”という仕事の面白さを語ります。