- 最終更新日:2025.06.27
- 公開日:2025.06.25
プロの引越しは知恵と工夫|腕力だけに頼らないチームの知恵とは
6月に入りましたね。奄美地方は既に梅雨明けしてるそうですね。
関東地方も例年より早く梅雨明けするそうです。
昨日、今日はかなり不安定な天気となりました。
スケジュールを改めさせて頂いたお客様もいらっしゃいます。
もちろん雨の日の作業もございます。
ただ、濡れた床や足元の悪さは、荷物にも作業員にもリスクが増えるため、いつもより慎重に判断させていただいています。
さて、引越しといえば「力仕事」と思われがちです。
たしかに体力は必要ですが、実はそれだけでは現場は回りません。
本当に必要なのは「知恵」と「工夫」です。
たとえば、大きな冷蔵庫を運ぶとき。重いものだと130kg以上あります。
ただ持ち上げて運ぶのではなく、どこを支点にするか、どの角度で曲がるか、何を敷けば安全か——こういった判断が重要です。
もう一つ大切なのがアイテムです。
弊社では、特殊なバンドをかけて安全に運びます。
こんな感じですね。いつもお世話になってるASAHIさんから画像を借りました。
株式会社アサヒ
↑良い資材がたくさんありましていつも助かってます。
従来の重みが、かなり軽減され狭い場所でも楽に搬出入可能になります。
これらは、日々の現場で身につけた“現場の知恵”。
そしてそれを共有し合うことが、うちのチームの強みです。
最近では、「女性でもできるように工夫された職場」ということも視野にいれておりまして
私たちとしても、そうした現場づくりが結果としてお客様への安心にもつながっていると感じています。
実際にお客様から「女性スタッフの方が丁寧で安心しました」と言っていただけることもあり、
それが何より嬉しい評価です。
また、荷物を守るための工夫は、チーム全体の知恵の集積でもあります。
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玄関幅が狭いときは、事前にドアの取り外しを確認
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階段作業ではスロープや滑り止めを活用
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長距離輸送では荷崩れを防ぐための“押さえ”を追加
こうした細かな工夫の積み重ねが、事故を未然に防ぎ、作業のスピードと安全性を両立させています。
一番大事と言っても過言でない台車もいくつか種類があり使い分けます。
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平台車:狭いスペースでも小回りが効く
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手押し台車:箱ものを安定して運ぶのに最適
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ドンキーカート:長さや高さのある家具や姿見などの搬出に便利 →ドンキーカートは正式名称で私達は【コの字】などと言っております。
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カゴ台車:小物をまとめて運ぶときに効率的
こうした道具をどう選び、どう使いこなすかで「現場の安全性」と「作業の速さ」はまるで変わってきます。
「プロの引越しは力じゃないんですね」
そんな言葉をいただけるとき、やっぱり嬉しくなります。
そうなんです結構、頭使いますwww
私たちはこれからも、
“荷物を守る工夫”と“安心を届ける工夫”を重ねながら、
誰にとっても安全で、働きやすく、頼りになる現場づくりを目指していきます。
引越し業務は、運送業界の中でも「最もキツい」「やりたがらない」と言われることがあります。
たしかに体力を使う場面も多く、夏の暑さや冬の寒さ、雨の日の作業など、決して楽な仕事ではありません。
それでも現場のスタッフが前向きに動けるのは、**「どうすればもっと効率よく、安全に、楽にできるか」**という工夫を日々重ねているからです。
その中でも大きな役割を果たしているのが、「道具」の存在です。
最近では、軽くて強度のある台車や、身体の負担を軽減する専用ベルト、安全性の高い梱包資材など、どんどん新しいアイテムが登場しています。
新しい道具が現場に入ってくると、スタッフの反応が変わります。
「これ、使ってみたいですね」
「この角度で使えばもっと楽になるかも」
そんな声が自然と上がり、モチベーションも高まり、職人としての探究心が刺激されます。
そして実際に使いこなしてみて、
「これ、めっちゃ楽になったよ!」
「前より全然早いし、安全ですね」
という声が返ってくると、それがチームの喜びにもつながります。
道具が進化すれば、作業も進化する。
そして、それをちゃんと「自分の手に馴染ませて使いこなす」ことも、プロとしての大事なスキルです。
単に体を使うだけではなく、「考えて」「工夫して」「道具を味方につける」。
そんな働き方ができる現場を、私たちは目指しています。
どんな現場でも、誰がいても、安心して作業ができる環境を。
そしてそれが、最終的には「選ばれる会社」につながると信じています。
今日もまた一日、安全に。
チームみんなで知恵を出し合って、現場を支えてまいります。
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